2007.09.18
渡良瀬2


先週土曜日は娘(小1)の運動会でした。
僕はほとんど徹夜明けのようなコンディションでしたが、
パパっ子(僕が思ってるだけ^^)の娘のために
体に鞭打って参加してきました。
障害物競走に参加した娘を僕はいっしょうけんめいに
300ミリのファインダーで追いかけていましたら、
スタートからいきなりトップにたった娘(よしっ!)
と思いきや、絵が描かれたたすきを掛けるところで、
絵の向きにまで気にしながらそれはそれはきちーんと掛けている娘。
当然のごとくその隙に3人の子に抜かれてしまいました。
(あ~だめだこりゃ)
などと思っている父親の気持ちをよそに娘は満面の笑みで
4着でゴールしたのでありました。
それにしても気持ちの良い秋空でした。
僕は家に帰るなり、缶ビールプシュッ、プハ~^^
赤組勝利おめでとう!
まもなく僕は眠りこけてしまったらしく・・・
・・・しばらく記憶がとぎれてしまいました。
夕方ころ娘に肉体トランポリンジャンプで起こされた僕は、
いつものように娘と二人+一匹で渡良瀬にお散歩に出かけました。
写真はその渡良瀬の夕陽です。
(空の中央部分に小さく三日月が・・・見えますか?^^)
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実は、愛犬ナナとのお散歩はその日が最後、、、
ある事情がありまして、その翌日、里親さんのところへお嫁入りしました。
娘もいつかは・・・
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2007.09.14
和室って欲しいですか?欲しくないですか?


最近、和室のない家が増えているようです。
あってもタタミコーナーとよく言われるようなお部屋が多く、
きちんとした和室でないことが非常に多いですね。
現代のライフスタイルにおいては和室というものは不要なもの
になってきているのかなあ。。。合理的に考えれば和室がなければ
それだけ広~いリビングが手に入るし、それも魅力といえば魅力。
一方で、和室のもつ繊細な感性は日本人固有のものだし、
なくしたくないなあ。。。とも思ったりします。
皆さんはいかがですか?
和室って欲しいですか?欲しくないですか?
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写真は4.5帖の小さな和室の一角。
小さくてもしっかり和室と言えるようなお部屋にしたいなあと
思いながらつくりました。でも、クライアントの要望は限りなく、
わずか2.4mしかない間口にお布団、お洋服をしまえる収納と
床の間をつくって欲しいと・・・やれやれ。
悩んだあげく僕がとった方法は、通常床の間などの空間となる部分を
押入と収納に、床柱や地袋となるような部分を小さな空間にして
スタイルを楽しめる場所に・・・そう、逆転です^^。
小さな場所だけれどガラスの映り込みを利用して広がりをもたせ、
スリットの開口を利用してこんな光の床柱?をつくってみました。
扉は写真ではわからないですが、淡いパープルのストライプの入った和紙をつかって坊主襖にしています。
把手はこけし屋さんに削っていただき特別に製作したもの。
半円をあわせたような取り付け方をしました。
なので、僕らはこれを“ハーフムーン”と呼んでいます^^。
2007.09.14
き~めた!


僕らはインテリアを考えるときに、その空間に身を置く人に
似合うかどうかというものさしをとても大切にしたいと
いつも思っています。
建築空間の写真を撮るときに人を一緒に撮ることをタブー視する
考えもあるようですけれど、僕は、人や生活が入ってきたほうが
何倍も魅力的になるようなものをつくりたいなあと思うのです。
だって、家というものは、人、そして人の生活のための器なのですから。
写真は、ちょっと古いですけれど、そんなことを僕に最初に思わせてくれたお仕事でした。
いままで、少し逃げていたかもしれないエモーショナルなデザイン。
これからもっともっと考えていきたいなあと思う今日この頃なので
ございます。
2007.09.14
“スタンダードジャズな家”と“モダンジャズな家”

以前読んだ本。“栖十二”のなかで、著者であり建築家の
磯崎新さんが言っておりましたが、、、
(ミース・ファンデルローエの)レイクショアドライブアパートメント(写真)
はモダンジャズに例えると理解しやすいと・・・。
さすが、僕が世界一お洒落なおさーん(もうお亡くなりになっておりますが)
と思っているミースのお仕事ですから、なるほど!・・・と。
ホントは???(笑)
でも、モダンジャズ、モダンアートに限らず、モダン・・・の本質は
疑問符そのもの。考えさせられるというところに味わいがあるものですね。
一方、スタンダードジャズはどうでしょう?
実は僕はスタンダードジャズが大好き!
スタンダードジャズって同じ曲でも歌い手さんによってまったく
印象が異なります。それぞれが個性的でそれこそ100人100様の
Fly me to the moon があったりする訳です。自由です。
しかも日常を重ね合わせやすいところも魅力のひとつですね。
そして、家というものは、日々の暮らしを営む場所ですから
本当に大雑把ですけれど、スタンダードジャズに例えてみると
理解しやすいように思います。スタンダードとはいえ自由なわけですから
ベースはスタンダードとしてもその中にはモダンな要素がいくら
入ってきても構わない訳です。
ただ、“スタンダードな家”と表現してしまうと
何かつまらないですよね~。。。どうしてかな?
スタンダード=普通。これは皆さんにとってはマイナスイメージ
でしょうか?
でも、“普通”って実は最も深くて難しい。。。
とりあえず、いまのところは“スタンダードジャズな家”とでも
表現しておきましょう^^
そうすると必然的対比的に“モダンジャズな家”というものも
意識されますね。その代表格が上記のレイクショアドライブアパートメント
あるいは同じくミースのファンズワース邸なのだとすると、
“モダンジャズな家”というものもこれはこれで
計り知れないほどの魅力を感じてしまいます。
そこで、
異論もおありでしょうが、再び、あえて強引な2択を・・・
“スタンダードジャズな家”と“モダンジャズな家”
皆さんはどちらがお好みですか?
え?ロックな家? わっ!演歌な家、、、ですかあ。。。
このさい、な、なんでも良いことにしてしまいましょう。。。(笑)
(これじゃ2択にならん・・・まあまあ・・・笑)
(追記)
今回は、捉えどころが感覚的過ぎて難しそうなので、ちょっぴり解説を入れてみます。
“スタンダードジャズな家”
使い古された、あるいは使い慣れた特に真新しさがあるわけではないけれど素直な心地よい空間であり、使いやすい普通の空間。そこに自由な感性、インテリアや住まい方の工夫によって自由なアレンジをして自分らしく住まうというような家。
“モダンジャズな家”
ある新しい価値観によって構成された空間全体または細部が放つ雰囲気に良い意味で感化されていくような住まい。既成概念に捉われない新しい時代を感じさせてくれるような家。
(あくまで僕のものさしによっておりますのでご参考程度に・・・)
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