2007.04.06
コットンシャツのような・・・

実は、これは独立後一棟目の思い出深い家です。
否応なく高揚する気分の中にありながらも、つくり手である僕のエゴや
手垢で淀ませてしまうことのないよう注意深く設計したつもりです。
そして、この家も昨日の日記でご紹介させていただきました“夜の家”を
デザインソースにしているもののひとつです。
http://remoon1118.blog83.fc2.com/blog-entry-11.html


手前に息子の“ちょう吉”が居りますのがおわかりいただけますでしょうか?
http://remoon1118.blog83.fc2.com/blog-entry-3.html
このとき初めて布(=カーテン)を付帯物ではなく建築のエレメントの
一部として使ってみました。そしてこのときのデザインコンセプトは
“生成りの空間が心地良く身体にまとわりつくようなコットンシャツ感覚の家”
でした。
クライアントは、はじめは「え?カーテン?」と不安がられておりましたが、
出来てみるととても美しく優しく暖かな感じで非常に喜んで下さいました。
カーテンの向こうは玄関ホールです。広~くとられた土間になっていて、
(写真右・構成としては昔々の民家ですよね・笑)
理科の先生でいらっしゃいますご主人様は、独りで寂しい思いをする
ことなくここでありとあらゆるいたずら・・・いやいや実験に興じて
いらっしゃるのでございました。(笑)
PS:階段の下に蝶ちょがとんでいるのおわかりになりますか?(微笑)
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