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2007.09.14 “スタンダードジャズな家”と“モダンジャズな家”
Lake Shore Drive Apartments


以前読んだ本。“栖十二”のなかで、著者であり建築家の
磯崎新さんが言っておりましたが、、、

(ミース・ファンデルローエの)レイクショアドライブアパートメント(写真)
はモダンジャズに例えると理解しやすいと・・・。

さすが、僕が世界一お洒落なおさーん(もうお亡くなりになっておりますが)
と思っているミースのお仕事ですから、なるほど!・・・と。

ホントは???(笑)

でも、モダンジャズ、モダンアートに限らず、モダン・・・の本質は
疑問符そのもの。考えさせられるというところに味わいがあるものですね。


一方、スタンダードジャズはどうでしょう?
実は僕はスタンダードジャズが大好き!
スタンダードジャズって同じ曲でも歌い手さんによってまったく
印象が異なります。それぞれが個性的でそれこそ100人100様の
Fly me to the moon があったりする訳です。自由です。
しかも日常を重ね合わせやすいところも魅力のひとつですね。

そして、家というものは、日々の暮らしを営む場所ですから
本当に大雑把ですけれど、スタンダードジャズに例えてみると
理解しやすいように思います。スタンダードとはいえ自由なわけですから
ベースはスタンダードとしてもその中にはモダンな要素がいくら
入ってきても構わない訳です。

ただ、“スタンダードな家”と表現してしまうと
何かつまらないですよね~。。。どうしてかな? 
スタンダード=普通。これは皆さんにとってはマイナスイメージ
でしょうか? 
でも、“普通”って実は最も深くて難しい。。。

とりあえず、いまのところは“スタンダードジャズな家”とでも
表現しておきましょう^^

そうすると必然的対比的に“モダンジャズな家”というものも
意識されますね。その代表格が上記のレイクショアドライブアパートメント
あるいは同じくミースのファンズワース邸なのだとすると、
“モダンジャズな家”というものもこれはこれで
計り知れないほどの魅力を感じてしまいます。


そこで、

異論もおありでしょうが、再び、あえて強引な2択を・・・



“スタンダードジャズな家”と“モダンジャズな家”

皆さんはどちらがお好みですか?



え?ロックな家?   わっ!演歌な家、、、ですかあ。。。
このさい、な、なんでも良いことにしてしまいましょう。。。(笑)
(これじゃ2択にならん・・・まあまあ・・・笑)


(追記)
今回は、捉えどころが感覚的過ぎて難しそうなので、ちょっぴり解説を入れてみます。

“スタンダードジャズな家”
使い古された、あるいは使い慣れた特に真新しさがあるわけではないけれど素直な心地よい空間であり、使いやすい普通の空間。そこに自由な感性、インテリアや住まい方の工夫によって自由なアレンジをして自分らしく住まうというような家。

“モダンジャズな家”
ある新しい価値観によって構成された空間全体または細部が放つ雰囲気に良い意味で感化されていくような住まい。既成概念に捉われない新しい時代を感じさせてくれるような家。

(あくまで僕のものさしによっておりますのでご参考程度に・・・)
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